概要

 東松島市は、東を太平洋に面しながら、内陸部に肥沃な田園が広がる自然環境に恵まれた宮城県の沿岸都市です。畜産業は、本市の基幹産業である水稲を主とした農業の複合経営の中で営まれており、本市の農業経営において重要な位置を占めています。本市における畜産農家の戸数は、肉用牛農家の割合が最も多く、次に酪農(乳用牛)農家、養豚農家が続きます。

 今般、畜産経営を取り巻く環境は、飼料価格の高騰や子牛価格の高止まり、東日本大震災に伴う農地被害からの復旧や放射能問題等、依然として厳しい状況が続いています。また、今後 発効見込である環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)においては、畜産分野の大幅な関税削減が決定されており、飼養者の高齢化、担い手不足により弱体化している畜産経営の強化が、本市における課題となっています。

 ※令和3年〈2021年〉8月現在。

市内の主な畜産農家の飼養経営体数と飼養頭数

  乳用牛 肉用牛
飼養経営体数 3経営体 22経営体 2経営体
飼養頭数 52頭 491頭 0頭

※参照:2020年農林業センサス

東松島市肉用牛生産近代化計画

 東松島市肉用牛生産近代化計画について、酪農及び肉用牛生産の振興に関する法律(昭和29年法律第182号)第2条の4第4項の規定により作成しましたので公表します(計画期間 平成28年度~平成37年度)。

 東松島市肉用牛生産近代化計画 [ 359 KB pdfファイル]

飼養衛生管理基準に係る家畜の管理状況に関する定期報告について 

 近年の口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザの発生状況を踏まえ、「家畜伝染病予防法」が平成23年4月に改正され、飼養衛生管理基準の遵守とともに、毎年 家畜の管理状況の報告(定期報告)が義務づけられています。詳しい内容は、宮城県東部家畜保健衛生所(宮城県東部地方振興事務所畜産振興部兼務)に問い合わせください。

  • 報告の目的 家畜の管理状況を把握することにより、家畜伝染病の発生の予防、早めの通報、迅速な初動対応などの体制を強化します。
  • 報告の対象  牛・豚・鶏など、すべての家畜が対象です。学校や公園で飼育している家畜、庭でペットとして飼っている家畜も対象になります。

 ※対象家畜:牛、水牛、鹿、めん羊、山羊、馬、豚(ミニ豚、イノブタ)、イノシシ、鶏(烏骨鶏、チャボなど)、うずら、あひる(あいがも)、きじ、だちょう、ホロホロ鳥、七面鳥 

  • 報告方法 東松島市内における毎年2月1日時点での管理状況を、宮城県が定める期限までに、宮城県東部家畜保健衛生所(宮城県東部地方振興事務所畜産振興部兼務)へ報告してください。

 ※東松島市内における牛飼養者については、市を経由して県に報告することになります。

  • 主な報告事項

  ■家畜の所有者(管理者)の住所、氏名

  ■家畜を飼育している住所、名称

  ■家畜の種類、頭(羽)数